はじめに
薄い金属のパーツを、ニッパーで切り離してそっと折り曲げていく。
少しずつ立体になっていく感覚に、気づけば時間を忘れていた。
金属立体パズルとは?の記事では、代表的な3大ブランドの一つとして「Piececool」を紹介しました。
今回はそのPiececoolにフォーカスして、ブランドの特徴やおすすめ作品、実際に作ってみてわかったことを詳しく紹介します。
この記事でわかること
- Piececoolとはどんなブランドか
- Piececoolの作品はなぜ人気なのか
- 実際に作ってみてわかった良かった点・注意点
- Piececoolの代表的なジャンル
- 初心者が選ぶときのポイント
Piececoolとは?
Piececool(ピースクール)は、2014年に正式ブランド化された金属立体パズルの大手ブランドです。
立ち上げ当初から軍用車両・動物・建築物・楽器など幅広いジャンルの製品を展開し、2016年には独自のカラー印刷技術を導入しました。
現在は日本・アメリカ・カナダなど20カ国以上で販売されており、140種類以上のモデルを展開する世界的なブランドに成長しています。
価格帯の目安
Piececoolの作品は、パーツ数・難易度によって価格に幅があります。
小型・入門モデルで3,000円前後から、姫路城やサグラダファミリアのような大型の建築モデルになると15,000〜30,000円程度まで上がる傾向があります。
Piececoolの魅力
カラー印刷モデルという個性
Piececool最大の特徴は、2016年に導入した独自のカラー印刷技術です。
金属の質感はそのままに、鮮やかな色や模様が施されたモデルが多く、無塗装の銀色一色が多い他ブランドとは一線を画す見た目になっています。
光の当たり方で表情が変わる金属の質感と、カラーリングの美しさを同時に楽しめるのがPiececoolならではの魅力です。
精密で複雑な構造
Piececoolの作品は、艦船や建築物など構造が複雑なモデルが多く、パーツ数も他ブランドに比べて多めの傾向があります。
パーツ同士がぴたりとはまる精度の高さも特徴で、「じっくり時間をかけて没頭したい人」に向いているブランドです。
ジャンルの幅が広い
140種類以上のラインナップの中には、乗り物・艦船から建築物、動物、ミリタリーモデルまで幅広いジャンルが揃っています。
自分の好きなモチーフを見つけやすいのも、長く楽しめるポイントです。
実際にやってみてわかったこと
私自身、Piececoolの作品はこれまでに帆船モデルを1つ作りました。
薄い金属パーツを少しずつ曲げて組み上げていく体験は、木製立体パズルとはまったく違う感覚で新鮮でした。
パーツ同士がかちっとはまる瞬間の手応えは、金属ならではの気持ちよさがあります。
一方で、正直に言うと、パーツによってはかなり細かく、途中で集中が途切れてしまう場面もありました。
ニッパーで金属タブを切り離す工程や、パーツの先端が尖っている場面もあり、木製立体パズル以上に「じっくり丁寧に取り組む時間」が必要だと感じます。
逆に言えば日付を分けて長く没頭を楽しめる商品だとも言えます。
帆の骨組みなど、木製では難しい繊細な部分まで再現されているのは金属ならではの魅力で、没頭したあとの完成の喜びはひとしおでした。
帆船モデル

実際に組み立てたことがある作品です。
難易度はこの記事で紹介する作品の中でもやや高めで、ニッパーで金属タブを切り離す工程が多く、途中で集中が途切れてしまう場面もありました。
金属立体パズルが本当に初めての方は、まず小さめのモデルから試すのがおすすめで、帆船モデルは物足りなさを感じてきた方や、より精密な作業に挑戦したい方向けの「2台目」として位置づけています。
Piececoolの代表的なジャンル
Piececoolには、大きく分けて「乗り物・艦船」「建築物」「ミリタリー・ガジェット」「動物・ファンタジー」という4つのジャンルがあります。
それぞれどんな作品があるのか、具体的なモデルを交えて紹介します。
乗り物・艦船
帆船・軍艦・蒸気機関車など、精密な構造を再現したモデルが代表的なジャンルです。
Piececoolのラインナップの中でも特に充実しており、同じ蒸気機関車だけでも複数モデルが展開されています。

帆船モデルと同じPiececoolならではの精密な作り込みが楽しめるモデルです(商品情報は10選記事の紹介を参照)。
艦船モデルも充実していて、イギリス海軍の104門1等戦列艦をモチーフにしたヴィクトリー号(難易度4つ星)、旧日本海軍の戦艦をモチーフにした長門型戦艦(難易度5つ星)・大和型戦艦(難易度6つ星)など、歴史的な船をモチーフにしたモデルも人気です。
▶ 乗り物・艦船系のおすすめはこちら → 初心者におすすめ金属立体パズル10選|まず選びたい鉄板3選から挑戦モデルまで
建築物
世界の名建築や日本の伝統建築をモチーフにしたモデルも多く展開されています。
カラー印刷モデルとの組み合わせで、完成後の飾り映えがひときわ良いジャンルです。
代表的な作品の一つが姫路城(難易度4つ星)で、日本の伝統建築を金属の質感で再現した人気モデルです。
もう一つの人気作はサグラダファミリア(450パーツ・難易度6つ星)です。
ステンレス製(SUS430)で、完成サイズは約16.5×13×18cm、制作時間目安は10時間ほどとされており、Piececoolの中でも本格的に没頭できる大型モデルの一つです。

ミリタリー・ガジェット
軍用車両などをモチーフにしたモデルも、2014年のブランド立ち上げ当初からのラインナップです。
代表的な作品の一つがM4シャーマン(アメリカ軍の中戦車がモチーフ)です。
Piececool公式サイトで確認できたスペックは、難易度4つ星、完成サイズ約16×7×7cm、重量180g、素材430スチールです。
ほかにも99A主力戦車(難易度4つ星、233パーツ、完成サイズ約6.5×18.5×7cm)やIV号戦車(ドイツ軍の中戦車がモチーフ、難易度4つ星・519パーツ)など、各国の戦車モデルが複数ラインナップされています。
細部まで精密に再現されたモデルが多く、コレクション性の高さも魅力です。
動物・ファンタジー
動物やファンタジー系の生き物をモチーフにしたモデルも人気のジャンルです。
代表的な作品がドラゴン(難易度5つ星、107パーツ、完成サイズ約23.5×21×13cm)で、金属ならではの質感がドラゴンの鱗やうろこの表現と相性抜群です。
Piececoolを選ぶときのポイント
初めてPiececoolの作品を選ぶ場合は、次のポイントを確認すると失敗しにくいです。
パーツ数・難易度表示
Piececoolは他ブランドに比べてパーツ数が多めの傾向があるため、商品ページの難易度表示(星の数)を必ず確認しましょう。
工具の準備
ニッパー・ラジオペンチに加えて、Piececool専用工具セットがあると細かい作業がしやすくなります。
カラーか無塗装か
同じモデルでもカラー印刷版と無塗装版が展開されている場合があります。
飾りたい場所の雰囲気に合わせて選ぶのもおすすめです。
対象年齢
多くの商品が14歳以上を目安としています。
お子さんと一緒に作る場合は、細かいパーツの扱いに注意しましょう。
▶ 初心者向けの具体的な選び方はこちら → 初心者におすすめ金属立体パズル10選|まず選びたい鉄板3選から挑戦モデルまで
今日から始めるなら
Piececoolの作品はパーツ数が多めでやや難易度が高いため、金属立体パズルそのものが初めての方には、まず10選記事で紹介している「初心者に自信を持っておすすめできる3選」から試すのがおすすめです。
金属立体パズルに慣れてきた方、より精密な作業に没頭したい方には、実際に組み立てた帆船モデルが2台目としておすすめです。
設計図どおりに骨組みを組み上げていく工程そのものに、数時間没頭できる感覚をきっと体験できます。
まとめ
Piececoolは、2006年に発祥し2014年に正式ブランド化した、金属立体パズルの大手ブランドです。
- 2016年導入のカラー印刷モデルという他ブランドにはない個性がある
- 艦船・建築物など、精密で複雑な構造のモデルが多い
- パーツ数が多めでやや難易度が高く、金属立体パズルに慣れた人向け
「作る楽しさ」と「飾る楽しさ」を金属ならではの質感とカラーリングで味わいたい方は、ぜひPiececoolの作品から挑戦してみてください。
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